匿名

今回の木村花さん死去の件。

「匿名文化」が、自分の発言に責任を持ちたくないという、日本人の弱さを助長した結果もたらされた悲劇です。

 

アメリカ人との比較で、日本人は人前で話すのが苦手だとか、質問を全然しないだとか、皆さんは頻繁に耳にすることが多いと思います。

基本的には控えめな人種で、言いたいことをはっきり言えない。心の中で萌芽したちょっとした疑問も、話の流れを遮ることを恐れて心の奥底にしまいこんでしまう。

とりあえず長いものに巻かれておけば心配はないという、集団依存的な本能がベースにあるのだと思います。

弱いものいじめがこの世から消えない理由もここにあります。

 

一方で、匿名文化はそもそも言論・表現の自由を保障するために生まれたシステムであり、日本人の創作力を大きく育んできたというのもまた事実です。アニメや漫画、ゲームといったサブカルチャーが存分に表現されてきたのも、匿名投稿が盛んとなったことが少なからず関係しています。Twitterでバズるような匿名アカウントが次々と生み出されています。

 

「自分のネタはみんなに見てほしいけど、自分の名前は晒されたくはない」

という心理も、日本人特有のものなのでしょう。

 

行き過ぎた言論統制は、日本人の表現力を抑圧してしまう恐れはあるでしょう。どこぞの社会主義国のように。しかし、匿名という「責任逃れ」を容認してしまう文化が、人の命を殺めてしまうほど危険なものになっていることを認識しなくてはなりませんね。

初期研修医の外科研修

もう4ヶ月前のことになってしまいましたが、1月〜3月はじめまでの2ヶ月間で外科を回った感想を報告します。

 

外科で学んだこと大事なことは、

 

◯手技は、1回見ただけで覚えるつもりで!

 

皆さんの中には上司から、「仕事は1回で覚えろ!」と言われたことがある方もいるかと思います。

「いや、1回は無理やろ」とか「1回で覚えられたら今まで勉強で苦労なんかしてないわ!」とか思われてるのでは。

 

僕もそう思います。1回で覚えられる人は東大理三に受かるのも苦労しないことでしょう。

「実際に手を動かしてやらないと覚えられないよね」というのも事実です。

 

しかし、ここで大事なのは、1回で覚えるつもりで覚えようと努めること、だと思うんです。

 

この意識をもつかもたないかで、圧倒的に差がつきます。

1回で覚えようと頑張れる人は、例えば手術の手順から、一つ一つの手の動かし方も1回見ただけで覚えようとします。「次は自分の方が上手くやってやる!」という心意気で手術を見てます。

 

外科志望の方は特にこの意識を持たないと伸びません。「自分には関係のない手技だ」と思って諦めたらそこで試合終了です。

 

 

医者が副業をやることは可能なんでしょうか?

 

医者に副業をやる人が少ない理由は三つあると思います。

 

  1. 本業が忙しい
  2. 勉強量が多い
  3. 本業の収入が高い、かつ安定している



 安定して定時で帰れるような医者はあまりいません。 また、土日祝日も回診があったり、時間外に呼び出されたりします。家族がいる人であれば、家庭の時間を確保することも困難な人も多いです。そんな中で、副業のスキルを身につけることは容易くはありません。

特に、初期研修を終えた3年目以降の若手医師については、実働部隊として 病院の最前線で働きまわり、かつ専門の勉強も進めなければならないため、時間の余裕はなかなか生まれないものです。

 

 そしてそもそも、本業である医師の収入が安定して高いので、副業を始める大きな理由である「副収入を得たい」という欲求が生まれません。 

 

 それでも僕が、副業を始めようとしている理由は「純粋に興味がある」と言う気持ち、そして「純粋にもっと稼ぎたい」と言う気持ちがあるからです。

 

 医学の勉強を疎かにして、副業の勉強ばかりしています。診療の場面でうまくいかないことがあると、普段の勉強不足を負い目に感じてしまうことも多多あります。命を預かっている職業なのだから、医学の勉強1本に集中すべきなのではないか、と。同期との知識の差を見せられるとより一層そのような気持ちが湧いてきます。

 

 ですが、一度きりの人生において、自分のやりたいことがやりたい時にできないのは本当にもったいないと思うんです。貴重な20代の時間を、とにかく経験に投資し、視野を広げるべきだと思います。

 

 

麻酔科スタート

 前回、消化器内科ローテートに続いて、本日から麻酔科のローテートが始まりました。

 

消化器内科のローテートについては、後日まとめて記事にしようかと(だいぶブログをご無沙汰していましたので、このターンの内容は何も書いていませんでした。そういえばその前の外科、呼吸器内科もそうでしたけど…)

 

今日一日は、まだオーベン(上級医)につきっきりで、自分でやられてもらったのは気管挿管とA ラインくらいでした。

なんだかんだAライン(末梢動脈ライン)はまだそんなに数をこなしておらず、簡単な手技とはいえ成功できませんでしたね。まあ次はうまくいくでしょう。

 

麻酔科といえば、薬剤(鎮静薬、鎮痛薬、筋弛緩薬、昇圧剤など)の使い分け、投与量の調節がよく分からないところでした。けれども、容量については、まず変えることなくルーチンで決まっているみたいで、あとは目的に応じて種類を変える程度。それも、種類を多少変えたところで結果が大きく左右されるようなことはないとのこと。

 

「麻酔科は単純」なんて言いまとめるのは早計であるし、麻酔科医の方に失礼ですけれども…

そもそも量とか種類とか増やしすぎたら、かえってミスも増えます。また、方法論が複雑化して、本質的なこと(患者さんの状態)から焦点がずれてしまいますよね。シンプルに考えることは何事においても重要だと思います。

 

 上級医曰く、麻酔科の仕事は、「麻酔をかけること」(←当たり前)。ただし、それは患者さんの生命機能が維持されていることが大前提。逆に言えば、バイタルが問題ないのであれば、あとはしっかり鎮静、鎮痛をかけて、手術環境を整えてあげることが大事なのだと。

 

 初日から大変お勉強させていただきました。

 

ブログ、どう攻めるか。

 今はいろいろな事に手当たり次第チャレンジしている状態ですので、このブログに関しても、テーマを一つに絞らずに、まずは雑記ブログという形で連載して行こうかと思う所存です。大きな収益化が期待できる、分野特化型のブログを目指すなら、本業の知識を活かして、医療系の情報や健康管理について書いていくのが得策とは思われます。しかしながら、 Google の検索アップデートのため、医療系の情報についてはチェックが厳しくなります。そのため、研修中に学んだことや医学書で学んだことを簡単にまとめる程度で記事にまとめるぐらいにとどめようかと思います。

 テーマ別に記事を書いていく場合は、 このような無料ブログではなく、個人で一からブログを作り、まとまったものにするのがベターかと思います。Webデザイン言語でありHTML/CSSについては実用できるレベルにまでスキルを挙げられてように思いますので、早速使ってみたいかと思います。

根拠のない自信

 

自信の根拠は求めてはいけないものです。 なぜか…

 

人は他人より何かに優れていると分かった時に自信を持つようになりますます。逆に言うと、他人に何かしらの点で劣っていると分かった時には、自信を失うわけです。

 

自分もあらゆる場面で、人と優劣を比べては、 自信を失うということを繰り返していました。 勉強、スポーツ、恋愛、仕事。「あいつは自分よりできる」と考えてしまうと、 すぐに自分の能力のなさを嘆き、 落ち込んでいました。または、自分のちっぽけなプライドを守るために、心の中で優秀な他人のあら探しをしていました。

 

上には上がいる、下には下がいる、と言うのは紛れもない事実です。だからこそ競争が生まれ、人に成長のきっかけを与えるというのも事実です。けれども、 自信の根拠は人との優劣に基づいて構築すべきものではないです。メンタルの浮き沈みが激しくなり、QOL が下がります。

 

根拠のない自信を持つことができれば、他人のいいところも素直に認められるようになるし、他人を素直に応援する気持ちにもなれます。また、うまくいかないことがあっても、すぐに気持ちを切り替えられるメンタルが身につくでしょう。

 

自分に確固たる自信をもつコツは、

1.過去の自分と比べ成長したところを見つけること

2.しょうもないことでも自分を褒める

です。

 

  1. わかりやすい例でいえば、懸垂を今まで5回しかできなかったもの、筋トレを頑張って10回までできるようになったら、それははっきりと自分に自信を持つ根拠になりうるはずです。(だからこそ、筋トレは正義)
  2. たとえば、 ゴミを投げてゴミ箱に見事に入ったら、「俺マジでセンスあるな」って自分に言い聞かせるとか。 髪型をセットしたら、「今日も俺マジでかっこいいわ」って思い込むとか。

 

こういったことを習慣付けるだけで、 自分自身を持つことは簡単にできると思います。昔の自分にも言い聞かせてやりたい…



プログラミングを勉強してみて

 2019年11月から、オンライン学習(Tech Academyというオンライン学習講座)でプログラミングを勉強し始め、半年が経ちました。 HTML/CSSといういわゆるWeb言語から始まり、PHP/Laravel(バックエンド言語、サーバー側で処理が実行される)、Javascript(フロントエンド言語、クライアント側のブラウザーで処理が実行される)を勉強しました。

 

 まだまだ自分のポートフォリオ(自己紹介ブログのようなホームページのデザイン)を作ったり、開発案件を受注して実際に作ってみたりといった作業はには取り掛かっていませんが、基本的な知識が身についたと思います。

 

 これまでプログラミングを勉強してきて身についたことは、

  • 1.タイピングスキル
  • 2. コマンドを使いこなすスキル
  • 3.ファイル整理
  • 4.論理的思考

まだまだこの程度です。パソコンの処理能力は以前と比べて格段に上がった気はしています。4.の論理的思考について、なぜプログラミングで養成することができたのか。コーディングをする中で、仮説を立てて実行し、評価して再度仮説を立てる(PDCAサイクル)というプロセスを繰り返し施行するからです。

 

 HTML/CSSについてはだいぶ基礎的なスキルは身についたので、次は実際に自分のホームページ作成に取りかかりたいと思います。その中で、再度JavaScriptを試しに使いながら、アニメーションなどのデザインを豊富にしたり、データベースとの連携が取れるようにしていきたいです。

 

 その後は、クラウドワークスやランサーズから案件を受注して、ホームページなどを実装する仕事も探していきたいです。ここまできたらいよいよ、プログラミングを立派な副業として収入源にできるのではないかと期待しています。

 

 着実に前進はしているので、より一層コーディングのスキルを身につけて、まずは目先の目標に取り組んでいきたいです。ゆくゆくは、機械学習人工知能の開発にも使われているpythonという言語も学んでいきたい次第です。

 

※急ではありますが、敬語文章に変更してみました。敬語使わないとどうしてもオラオラ感が出てしまうので、、、