麻酔科スタート

 前回、消化器内科ローテートに続いて、本日から麻酔科のローテートが始まりました。

 

消化器内科のローテートについては、後日まとめて記事にしようかと(だいぶブログをご無沙汰していましたので、このターンの内容は何も書いていませんでした。そういえばその前の外科、呼吸器内科もそうでしたけど…)

 

今日一日は、まだオーベン(上級医)につきっきりで、自分でやられてもらったのは気管挿管とA ラインくらいでした。

なんだかんだAライン(末梢動脈ライン)はまだそんなに数をこなしておらず、簡単な手技とはいえ成功できませんでしたね。まあ次はうまくいくでしょう。

 

麻酔科といえば、薬剤(鎮静薬、鎮痛薬、筋弛緩薬、昇圧剤など)の使い分け、投与量の調節がよく分からないところでした。けれども、容量については、まず変えることなくルーチンで決まっているみたいで、あとは目的に応じて種類を変える程度。それも、種類を多少変えたところで結果が大きく左右されるようなことはないとのこと。

 

「麻酔科は単純」なんて言いまとめるのは早計であるし、麻酔科医の方に失礼ですけれども…

そもそも量とか種類とか増やしすぎたら、かえってミスも増えます。また、方法論が複雑化して、本質的なこと(患者さんの状態)から焦点がずれてしまいますよね。シンプルに考えることは何事においても重要だと思います。

 

 上級医曰く、麻酔科の仕事は、「麻酔をかけること」(←当たり前)。ただし、それは患者さんの生命機能が維持されていることが大前提。逆に言えば、バイタルが問題ないのであれば、あとはしっかり鎮静、鎮痛をかけて、手術環境を整えてあげることが大事なのだと。

 

 初日から大変お勉強させていただきました。