リーダーにも「指摘」 できるか

今日は仙台で救命救急の初期対応(ACLS)の講習があった。座学と実技を繰り返しながら一連の救急対応の流れをつかんでいくスタイル

。救急外来のスタッフがチームでCPA(心肺停止患者)の蘇生と社会復帰を目指す、というシチューション実技もあった。絶え間ないCPR(胸骨圧迫&人工呼吸)と2分ごとのモニター(リズムチェック、VF以外は脈の確認も)、アドレナリンは3〜5分ごと、アミオダロンは300mg、次は150mg、といったように。BLSという骨格とも言える救急の心肺蘇生法に加えて、さらに肉付けをしていくというのがACLSである。

 

チームで対応する上で、心がけるべきことは「役割分担」「建設的な介入」云々。「建設的な介入」とは、お互いに次の流れを確認しあったり(「次のアドレナリンは何分後?」とか)、不十分なところや間違いを指摘しあったり(「VF、pulseless VTじゃないのでアミオダロンいらないよ!」とか)して補完しあうことで、蘇生の質を高めていくことである。ここで大事なのが、チームリーダーにも遠慮なく間違いを指摘できるか、ということだと実感した。

日頃から目上の人にも気を使い過ぎずに言いたいことを言えるかってことがいかに大事か思い知った。