他科コンサルト

本日の当直にて、外科当直医へのコンサルトがちぐはぐでダメ出しを食らったので、当直明けのうちに気合いでfeedback...

 

1.性別、年齢

2.#疑い病名、もしくはプロブレムを述べる

3.症状

4.所見

5.検査結果

6.画像結果 

以上から、#プロブレムリストを疑った根拠を伝える

7.コンサルトの目的(何をして欲しいのか)を明確に伝える

 

注意点:

・大事なところだけを、端的に述べる

・プロブレムリストごとに、それぞれまとめて述べる

(複数のプロブレムを行ったり来たりしながら伝えない!)

例えば、

虫垂炎が疑われる方で、右下腹部痛と嘔吐があり、ただ便秘もあるのでそれによる痛みも疑われますが、血液検査上炎症反応が上がっており、画像で腸管は拡張しており」…×

「35歳男性、虫垂炎が疑われる方で、右下腹部痛と嘔吐があり、マックバーニー点圧痛、Rovsing sign(下降結腸を押し上げると右下腹部痛が出現する)が陽性でした。ですが、血液検査では炎症反応は上がっておらず、画像上も虫垂の浮腫や壁肥厚ははっきりしていないです。また、最近便秘がちだったとのことで、画像上も便貯留がみとめられますので、それが腹痛の原因だったのではないかとも考えられます。ということで、〜先生に腹痛の原因について改めて画像の評価を頂きたいのですがよろしいでしょうか。」…O

医学的所見の述べ方もまだ難しく感じられるが、慣れてないうちでもとにかく自信を持って堂々と伝えることも大事だ。

 

特に7.については、今まで目的を明確にできずに、何となく引き継いで欲しいような雰囲気を出して他科に投げてしまっていたと思われる。

「〜科の疾患が疑われますので、〜先生に改めてご診察いただきたいのですがよろしいでしょうか。」

「入院適応とは言い難いですが、家庭環境や社会的資源が充実しておらず、帰宅は困難と考えられますので、内科ノンスペ当番である〜先生に、入院の引き取りをお願いさせていただきたいのですがよろしいでしょうか。」

というように、具体的な目的を伝えることで、相手もやるべきことがわかって行動しやすくなる。