けいれん
けいれんの初期対応;
1.ABC確保!&けいれんを止める。
2.けいれん予防
3.原因精査
MITに沿って;
Metabolic・・・尿毒症、低血糖、高血糖、肝不全、電解質異常、低酸素血症、Addison病
Infection、Infarction・・・髄膜炎、脳炎、脳梗塞、脳出血、TIA
Toxic、Trauma、Tumor・・・薬物中毒、薬物離脱、アルコール離脱(振戦?)、最近毒素(破傷風、ボツリヌス)、外傷、腫瘍
学生時代に耳タコで聞かされてきた、バルプロ酸やカルバマゼピン、フェニトインは何世代も前の薬と言われているらしい。
今日、実臨床で幅広く使われているものは、
・レベチラセタム
・ラモトリギン
・ぺランパネル(上記2剤と併用)
・ガバペンチン(部分発作のみに適応)
あたり。もちろん、けいれん重積にはセルシン(ジアゼパム)やロラピタ(ロラぜパム)、ミダフレッサ(ミダゾラム)が使用される。
失神や脳卒中、その他の意識障害との鑑別も重要なため、ルーチン検査は一通り施行
(血ガス、採血、尿検、心電図、胸レントゲン、頭部CT、MRI)
あとは、病歴聴取が命!
先日の記事に記載したが、悪寒戦慄、振戦との区別も重要!