「コロナ疑い」と発熱対応

新型コロナウイルス感染の蔓延が広がっていき、救急外来の発熱対応は対応は日々刻々と変わっている。病院内の情報共有が難しくなっている。世の中の情報も一日単位で変わっているからやむを得ないだろう。

 

特に、発熱患者さんのフローチャートの種類が多すぎて,どれを使えばいいのか混乱してしまう。

 

昨日救急外来に来た発熱患者に対して、「コロナ疑いと判断するフローチャート」ではなく、「コロナ疑いの判定を解除し一般診療を開始するフローチャート」(つまり、既にコロナ疑いと判定されている)を使用してしまった。 しかも、 直前のコロナ対応レクチャーで「研修医は電話対応をしないように」と指示を受けていたのに、 それを無視して電話対応を行なってしまった。その時の内科当直医の上級医がその情報を把握していなかったので、 研修医である自分が電話診療しても問題ないだろうと考えてしまった。冷静に考えれば その時の上級医に電話お願いしても何も問題なかったのに。

 

どうやら自分には、人の指示通りに動けない、もしくは、人の指示を聞かない性質があるらしい。その原因の一つには、自分の興味のないことになると集中できない性格があるからであろう。特に事務的な作業や地味な作業のこととなると顕著である。 このような性格に今まで何度も自分の足元すくわれてきた。気を付けなければ・・・。

 

それにしても、自分のミスを指摘する人が周囲にいなかったのもまた問題である。 情報共有が出来ておらず、コロナウィルスのリスクにか限らず、見逃しなどの患者トラブルの原因になってしまう。